異世界に召喚されたのは居合を駆使する女の子 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ あらすじ自分の部屋で寝ていたはずが、気づいたら、武器や防具がいっぱいある部屋に?! でも、西洋の物であふれたそこに、似つかわしくない武器、日本刀があった。リコはそれになぜかとても心惹かれて。そして、戦いに巻き込まれ、その刀を手にする!01Amazonページにて有料販売中⇒こちら02Amazonページにて有料販売中⇒準備中ブログへ戻るサイトマップへ戻る リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
ハイエルフなのに変態で_プロローグ_01 探偵事務所の朝は早い。ここ居黒探偵事務所も例外ではない。住居も兼ねている、この事務所の奥にはベッドルームがあり、そこから一糸まとわぬ姿の女が、眠そうな表情を浮かべて出てきた。女は肩甲骨に少しかかるくらいの黒髪を揺らしながら、給湯スペースに向かう。揺れているのが髪だけじゃないか、描写不足だと、怒らないでいただきたい。この女に揺れる胸など無い。無い胸は揺れないのだ。 給湯スペースの冷蔵庫を開けると、ジャックダニエルのラベリングされた瓶がある。女がそれを取り出し、同時に食器棚のウィスキーグラスを掴み取ると、事務所エリアに戻る。 「ふあぁぁぁ」 アクビをかみ殺しつつ、女はグラスに琥珀色の液体を並々注ぐ。琥珀色が揺らめく、そのグラスを持ち上げ、朝日に照らして色の変化を楽しんだあと、飲み干した。 「くぁぁぁ、キクね、ジャック君は」 麦茶である。この女、煮出した麦茶を、わざわざウィスキーボトルに入れたのだ。探偵はバーボンかウィスキーを、ハードボイルドに嗜むものだと、若干偏った信念を持っているせいだった。 「さぁて、今日も命がけの探偵稼業に勤しむか!」 ちなみに、今日は迷子の猫と犬を探す依頼しかない。昨日までも、そんな類の依頼しか来ていない。命が危険にさらされたことなど、一度もない。地元で有名なワンニャン探偵(笑)と呼ばれている。または少年探偵wである。 この妄想癖があり、煮出した麦茶を、ウィスキーボトルに入れて喜んでいる、貧乳の残念な感じの女は、居黒茉姫(いぐろまき)。職業は探偵で、ここ居黒探偵事務所の主をしている。 ※ 茉姫は依頼された猫探しと犬探しを、両方とも今日で片付けてしまおうと考え、朝早くに起きた。探偵らしからぬ仕事に、不本意を感じつつも、生活のために迷子のペット探しは断れない。ペット社会のおかげで需要が多い、その上、上手くいく仕事だ。となると、希望に沿わなくても、やらざる負えない。生活のため。なんと悲しきさだめかな。 それもこれも、どういう訳か動物に好かれる体質のせいだ、と茉姫は思った。犬と猫ばっかりで、もっとこう、探偵らしい仕事がほしい。体質ならトラブルを呼び込んで、解決できるなんて都合のいい名探偵体質がいい。 「服着よ」 とりあえず茉姫は、全裸でいるのも、なんだか恥ずかしいと思い、服を着始める。裸で寝るのは、ハードボイルドっぽいと思ったが。なん Read more »
高岩唯丑リンク集! リンクがかなり増えて来てしまって、まとめました! よろしければ活用してください。 ブログトップページ 小説 ・Amazon(kindle) 著者ページ 異世界に召喚されたのは居合を駆使する女の子!01: 可愛い猫は、異世界に来てしまう 異世界に召喚されたのは居合を駆使する女の子!02: 可愛い猫は、海を目指す 私、老衰して三途の川拒否ったら異世界転生しちゃったのじゃ?!01 ・アルファポリス 著者ページ 闘いの日々には、もうウンザリ!妖怪の王は、異世界でスローライフを目指す……が、ままならず! その他 ・ 唯丑の時間チャンネルページ (YouTube) ・ ほしいものリスト ・ 読書記録 (Twitterが開きます、Twitter上で #唯丑の読書 と調べてもらっても出ます) ・ 小説の書き方講座……じゃなくて書けない原因を取り除く講座! Read more »
ハイエルフなのに変態で_強炭酸はガラスを穿つ02 「え?」 ワンニャン探偵(笑)の自覚が、メキメキと備わっていた茉姫は、自分に来る依頼は、ペット探しだけと思い込んでいた。しかし、愛奈はよくわからない、という顔をしている。 「依頼って?」 大人の余裕もへったくれも無い態度で、恐る恐る確認を取る茉姫。 「私の、実家である会社で起こった事故の、調査をお願いしたいんです」 「じじじじじ事故ですの?!」 「大丈夫?! 訪問先間違ってない?!」 茉姫とルドルは、信じられないという態度で慌てる。居黒探偵事務所が始まって以来の、ペット関係以外の依頼だった。 「え?! 間違ってないですけど……」 二人が変な態度をとったせいで、愛奈は心配になってきたのか、スマホをいじって、何かを確認したあと、茉姫を見つめる。 「ここって居黒探偵事務所ですよね?」 「ここは居黒探偵事務所だよ! じゃじゃじゃあ!」 「ここに依頼ですの!」 「ペット関係以外の依頼だ!」 茉姫とルドルは抱き合って、しばらく喜びに打ちひしがれていた。 ※ 「申し訳ない……取り乱した」 やっと落ち着いた茉姫とルドルが、少し引き気味の愛奈に向かって、頭を下げる。せっかく網にかかった魚を、逃すわけに行かない、と茉姫とルドルは愛奈の左右に座って、甘えた声を出した。 「それで……依頼ってなぁに」 茉姫は、愛奈の太ももを、人差し指でねじりながらつつく。 「気になるですのぉ」 反対側では、ルドルが愛奈にしなだれかかって、上目遣いで呟く。 「い……依頼は……ですね」 愛奈がヤバイ所に来てしまった、と後悔の念が入り混じる声で続ける。 「私の実家の、愛の音製菓で起こった事故の、調査なんですが……ちょっといいですか?!」 「なぁに?」 「なんですのぉ?」 それぞれの甘えた声とキョトン顔。 「近いです!」 愛奈が意を決してそう言った。 「嫌だった?! ごめん! 離れるから帰らないで!」 「そうですの! 帰らないで!」 かなりの素早さで、二人は愛奈の正面の席に戻る。 「帰らないので……安心してください、ここが最後の望みで」 愛奈は引いては、いたものの、すがるような瞳を、茉姫とルドルに向けていた。それを見た茉姫は、少し反省する。ちょっとふざけていた、と言わざる負えないが、それは良くなかった。愛奈はなにかあるようだ。二人は姿勢を正した。 「最後の望みって?」 ワントーン落とし Read more »
闘いの日々には、もうウンザリ!妖怪の王は、異世界でスローライフを目指す……が、ままならず! 紹介記事第一弾! はじめに アルファポリスで連載を開始した小説「闘いの日々には、もうウンザリ!妖怪の王は、異世界でスローライフを目指す……が、ままならず!」の紹介記事を書きます! こちらはファンタジー大賞にエントリーしてますので、もしよろしければ、協力、応援をよろしくお願いしますm(_ _)m もくじ 作品のあらすじ 用語集 キャラ紹介 作品のあらすじ 日本で最強の妖怪の王である爽姫。しかし、毎日毎日、この最強の妖怪の王の座を狙って、いろいろな妖怪が挑んでくる。毎日戦う日々はもううんざり! そう思っていた爽姫は研究して完成させた、世界を渡る術で、異世界転移する。 たどり着いて異世界で、のんびりスローライフを送ろうと思っていたら、穏健派を名乗るモンスターたちに、いつの間にか担ぎ上げられ、穏健派の王をやるはめに?! 私のスローライフを奪わないでぇぇぇ! 基本的に巻き込まれ系のタイトルになっています。 注目は妖怪の王が、異世界転移している所ではないでしょうか! あまり見ないタイプと自負しています。 用語集 ※掲載されている小説にはまだ出ていない用語もあります、ストーリーのネタバレにはならないので、ご安心を! 妖力⇒妖術を使う際に用いるエネルギー 魔力⇒魔法を使う際に用いるエネルギー 暗隠術⇒周りに自分を認識させないようにする、妖怪は誰でも使える基本の妖術、基本的に妖怪は人間から姿を隠すためこの妖術を使用している 魔王軍⇒魔王率いるモンスターの軍団、人間と魔王軍に属そうとしない穏健派の殲滅を目論んでいる 穏健派⇒基本的に戦いを好まない一派、魔王軍には属していない、見た目では魔王軍のモンスターと違いがないのと、人間からは穏健派という物を知られていないため、人間から討伐されてしまう事もある キャラ紹介 爽姫(サワヒメ) 平安時代の姫で、おいたが過ぎた殿方にブチギレたら、いつの間にか妖怪化していた。 その殿方を八つ裂きにした後も、消えるのが嫌で現世に残り続ける。 千年近く、生き続けていたら、最強の妖怪になっており、いつの間にか、妖怪の王として君臨してた。 挑まれる日々に嫌気がさして、異世界に転移、スローライフを送ろうしている。 リーヴェ・オリエネス 爽姫が困っていた所、助けてくれた冒険者。実はある理由があり、爽姫に声をかけた。 おわりに 今回はこれで以上になります! また、情報が増えてきたら、紹 Read more »
ハイエルフなのに変態で_強炭酸はガラスを穿つ04 「人為的……そっか、それはそれで置いといて」 「置いとくですの?!」 茉姫はある一点を見つめていた。そして、懐から写真を取り出して、眺める。 「あの犬……そうだよね」 「んあですの?!」 こちらを眺めている犬と、写真とを見比べても、ほとんど違いが見つけられない。茶色毛のトイプードル。茉姫はニヤリと笑う。 「見つけた」 「あれですの?!」 「あれですの!」 「シッポ振ってやがるですの! くそ犬がですの!」 ルドルの怒りをよそに、茉姫はトイプードルに向かって走り出した。ルドルもその後ろに続く。それを見たトイプードルは、走り出した。 「逃げたですの! くぉらぁぁぁ待ちやがれですの!」 「ちょっと、怖がらせるような声出さないで! あとまた通報される!」 「むぬぬですの!」 声を出すのをやめたルドル。茉姫はそれを見てほっとする。怖がらせたらいけないのだ。これ鉄則。 「というか早いですの! それほど足が長くないのにですの!」 「動物だからね!」 逃げ続けるトイプードルは、意外と俊足で、茉姫たちとの距離を離していく。しかし、かなり距離があくと、スピードを落として、こちらを見ながら走り、またスピードをあげる。 「バカにしてるですの! あのくそ犬ですの!」 「怖がらせない!」 「きぃぃぃぃですの! 挟み撃ちにするですの!」 「まって!」 「んあですの?!」 「このまま追うよ!」 「この子猿! おバカですの?!」 「うっさい! 子猿じゃねぇ! いいから!」 茉姫の言葉に、ルドルは不満そうにしながらも黙る。たぶんこの子は。茉姫はそう予想を立てて、走り続けた。 ※ 「ごへっ、ごほっ、げほっ」 だいぶスピードも落ちていたが、ついに茉姫は、かなりヤバそうな咳き込み方をして、立ち止まった。トイプードルも立ち止まって、こちらを見ている。 「あのくそ犬ですの! というあなたも、だらしなさすぎですの!」 怒りながら、全然ケロッとしているルドルをよそに、茉姫は座り込む。茉姫のスピードが落ち始めて、トイプードルもスピードを落とした時に、ルドルはそのまま追おうとした。それを茉姫が止めたせいで、ルドルは怒りが収まらないようだ。ただ自分を置いて、ルドルだけに追わせる訳にいかない、と茉姫は考えて止めた。たぶんあの子は。そう茉姫は言いかけてむせる。 「何ですの?!」 「やっぱり……いいや、まずは… Read more »
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